結納の儀について

 インドネシアでは古くからの習わしでそれぞれの両親が結婚相手を決めることが一般的で、結納の儀式も父母が決めます。
結婚数日前に新郎は新婦の家族に持参金を届けますが水牛や野良仕事の道具など経済力や地方によって贈り物は様々です。

結婚式披露宴について

結婚披露宴には新郎新婦が一人一人に挨拶をするのが通常で、会場には新郎新婦が並んで座る席とその両親が座る席の6席がステージ前に用意されています。
相当な人数が参加するためバイキング形式が通常のインドネシアは多くの料理を準備して招待客以外の人も食べられるようにたくさん準備するそうです。

結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?

 招待状がなくても気軽に結婚式場に行けるのが一般的のインドネシアでは、新郎新婦には直接関係無い人まで居るのも珍しくないそうです。
結婚はおめでたいので招待状をもらってなくても、村の住人から只の知り合いまで集まるのがインドネシアのスタイルです。

ご祝儀について

 インドネシアの結婚式は費用は新婦側の両親が出すという決まりがあります。

その他にはダウリーと呼ばれる生活費のような持参金も必要になるのですが、これは新しく嫁ぐ新婦が、新郎にお世話になるという意味で結婚時のために両親が貯めておくようで、その金額は180万位が平均とされています。

結婚式にかかる費用について

基本的には金額は決まっておらず、インドネシアのご祝儀は大体300円から1000円が平均とされています。
また集まった人の中にはお金では無く食べ物や衣類を渡す人も居るそうですが、ご祝儀の金額は個人差があるので、助け合い精神のあるインドネシア人は気にしないそうです。

引き出物の内容や数について

 インドネシアの結婚式ではお祝いに日常使えるものや結婚記念のキーホルダーなどの記念品を引き出物として贈ります。
引き出物に特に決められたものは無く招待客の女性にはチョコやクッキー、男性の場合にはTシャツなどの日用品やタオルなどが一般的です。

二次会について

 インドネシアでの結婚式では披露宴に来なかった人たちも、二次会にはそれぞれ好きな時間に会場に行って、新郎新婦と両親に挨拶してから料理を食べるというスタイルが通常で、多い時にはかなりの人数が来るというのもインドの結婚式では珍しくありませんが、来客人数が多ければ多いほど逆に喜ばれるそうです。

結婚式後の風習について

インドネシアの新婚夫婦は結婚式を終えてからの3日間は誰にも合わず二人だけで家の中だけで生活する決まりが一般的です。
この間に世継ぎが生まれる事があるからという意味でインドネシアでは昔からとても神聖な風習とされていて、王族の結婚時の風習としても大切にされてきました。

その他、その国や地域独特の儀式やしきたり

インドネシアにはどの地域にも宗教がありますが、一般的には同じ宗教同士での結婚が一般的とされていて、特にイスラム教の場合はキリスト教をはじめとする他宗教との結婚は固く禁じられています。
またインドネシアには民族の数だけ儀式やしきたりもあるのです。