- 2015年06月26日
- ヨーロッパの結婚式事情
結納の儀について
ギリシャ人の多くはギリシャ正教会のメンバーです。
よって結婚も日本のように役所に婚姻届を提出するのではなく、教会が取り仕切るのが一般的となっています。
日本の結納に当たる両家顔合わせも教会で行い、司祭に婚姻の申し込みと、結婚式の日時を決めてもらうという儀式的な物になります。
結婚式披露宴について
ギリシャの結婚披露宴も教会で行われます。
入籍を済ませた後一定の期間をおいて結婚式を挙げます。
日本のように自分たちでプランを決める事は無く、教会主導で執り行われます。
教会で行われているため、比較的オープンで招待客以外でも入る事が出来ます。
結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?
ギリシャの結婚披露宴には家族、親族、友人をお招きします。
ただ教会での式なので、結婚式に招かれていない通りすがりの人でも参加する事は出来ます。
よって最終的な人数が予定していた人数より多くなったと言うケースは頻繁にあるようです。
結婚式にかかる費用について
ギリシャの結婚式のかかる費用は新郎新婦の友人たちが折半して払う事が多いです。
ギリシャの結婚式は周りの人に祝福されている事を確認する意味もあります。
よって友人または親しい人が新郎新婦のために結婚式費用を出してあげると言うのが多いようです。
ご祝儀について
ギリシャの結婚式のご祝儀は現金以外に品物でプレゼントする場合も多いです。
友人などは結婚式前にご祝儀としてプレゼントをお渡しておくパターンもあります。
ただ親族や近しい人は数万円単位で現金でのご祝儀を持っていきます。
それ以外の親しくない人は安い品物で済ますと言うのもあるそうですね。
引き出物の内容や数について
基本的にギリシャの結婚式で引き出物は用意されません。
結婚式の後の宴で出される料理などが参列者へのおもてなしと言うところでしょうか。
結婚式の代金も友人に出してもらえますが、その後の宴では新郎新婦で負担する面も多いようですね。
二次会について
結婚式の後はパーティーがあります。
日本で言う二次会にあたりますが、大きく違うのはギリシャの場合二次会には親しい人しか招かないと言う点です。
結婚式では知らない人が入っても大丈夫ですが、二次会では逆に親しい人だけの集まりとなるのが特徴です。
結婚式後の風習について
結婚式後の風習と言うのは特にありません。
しかしギリシャでは家族同士の結びつきが強いので、結婚後は両家の家族がより親密にお付き合いをしていくのが当然という風習があります。
結婚後は日本以上に強い結びつきがあるような感じですね。
その他、地域独特の儀式やしきたり
ギリシャで結婚式を行う時には、前日に新聞に結婚式を行う事を告知するのが一般的です。
これは結婚を多くの人に認めてもらうと言う意味があります。
日本では考えられませんが一般人であっても連日新聞に結婚式の告知が出されています。