- 2015年03月14日
- 結婚式 花嫁の手紙
石川県 A.Sさん 34歳 2015年2月挙式
お父さん、お母さん、長い間育ててくれてありがとうございました。
今回このような形で手紙を書くことになり、これまでの人生を振り返ってみるといかに私のこれまでの人生が2人の愛に包まれた中で生み出されていたのかと言うことに気付く事ができて胸がいっぱいです。
沢山わがままを言ったり反発をする事も多かったので、きっと2人が思い描いているであろう理想の娘には程遠い姿に成長してしまった事を少し申し訳なく思っています。
子供の頃から毎年色んな所に旅行に行ったり、キャンプをしたり、おじいちゃんとおばあちゃんのお家の近くであるお祭りにもいつも参加させてくれましたね。
小学校の高学年になる頃には正直家族で行動するのが面倒くさいと感じるようになった時もあったけど、ただ単に家族が楽しんだり思い出を作るためだけではなく、私が色んな経験をができるよう頑張ってくれていたという事に気が付きました。
そしていつも百枚単位で撮る大量の写真や、欠かさずビデオカメラを回してくれていたお陰で、どのイベントも決して色あせること無くはっきりと当時の出来事を思い出す事ができます。
年齢が上がるにつれて学校行事で子供の様子を撮影している人はどんどん減っていくのに、お父さんは私が高校生になっても決して止めようとはしなかったから、そんなお父さんが嫌で仕方なくて本気で私が怒って止めさせたけどあの時のお父さんの寂しそうな顔はずっと今でも頭に残っています。
あの時は意地を張って謝ることができなかったから、今この場で謝らせてください。
あの時はごめんね。
子供の事が何よりも1番だと考える両親に育てられたから、私も結婚する相手は子供好きで奥さんを大切にしてくれる人を理想としていました。
私が生涯のパートナーとして選んだ〇〇さん(新郎)はそんな理想を叶えてくれる人に違いありません。
これからは〇〇さん(新郎)と2人で平凡だけど温かい家庭を築いていきたいと思っています。
私はお母さんのような母親になれるように明日から料理の腕を磨いて、子供には毎日手作りのおやつをたべさせてあげれるように努力していくのでこれからも指導をお願いします。
そしてこれからお世話になる〇〇家の皆様。
〇〇さん(新郎)結婚のお許しを頂きにうかがった際、初対面で緊張している私を温かく迎えて下さってありがとうございました。
お義父さん、お義母さんが結婚する事を涙を流して喜んで下さったことは一生忘れません。
まだまだ未熟で何のお役にも立てませんが、これから末永くよろしくお願いします。
〇〇より