結婚式のスタイルが個性を重視したものが好まれるようになっていますが、神前式やキリスト挙式などどんなスタイルの挙式でも行われるのが指輪交換の儀式です。

指輪交換の歴史は古く、左手の薬指にお互いに結婚指輪をはめるというものですが、その際に指輪を置いておくのがリングピローと呼ばれるクッションのようなもので、現在ではオリジナルのものを手作りする人もいます。

日本の結婚式事情

日本では非婚化や晩婚化が進んでおり、結婚しない男女が増え続けているといわれています。

結婚に対する意識も昔と現在とでは大きく変わってきていることが想像され、結婚式そのものの形も個性的になってきています。

求められている結婚式の形

かつて多くの結婚するカップルが利用していた結婚式場では、大安吉日ともなれば一日に何十組もの結婚披露宴が行われていたところも少なくありませんでした。

けれども現在では結婚そのものをする人が減ってきていることから、そのような光景を目にする機会はほとんどなくなり、結婚披露宴はホテルなどの大きな会場や結婚式専門の施設などでもそれほど多くの結婚式が一度に執り行われることはほとんどなくなっているようです。

結婚式の形そのものも、古式ゆかしい日本的な結婚式を行う人もいれば、海外ウエディングに代表されるように、ごくシンプルな結婚式を内輪だけでささやかに行う人もいます。

何故結婚式で指輪を交換する?

結婚式の形は現在では教会で新婦の立会いのもとで行われるキリスト挙式や神社などで行われる神前式、結婚式の列席者の前で結婚の誓いをする人前式など、様々な形で行われますが、そうした挙式の中でおこなわれるセレモニーのひとつに指輪交換があります。

はじめに新郎が新婦の左手薬指に、続いて新婦が新郎の左手の薬指にお互いに結婚指輪をはめるという儀式です。

左手薬指に指輪を交換することの意味

お互いの左手の薬指にはめるという儀式は、この指に指輪を交換し、心と心をつなぐことを表すという意味があります。

そして切れ目のない丸い輪の形が永遠をあらわし、互いの愛情が永遠に続くようにとの願いをこめて指輪の交換が行われるようになったといわれています。

結婚式のときのリングピローの役割

リングピローは、教会で挙式を挙げる際にリングを置いておく小さなクッションです。

結婚した証として指輪交換をし、結婚後も身につける結婚指輪は、デザインは男女おそろいで、飽きの来ないシンプルなものを選ぶ人が多いです。

結婚式のスタイルに合わせた手作りのリングピロー

かつてはリングピローは式場の方で用意してくれるのが主流でしたが、最近では自分で好みのものを用意する花嫁が増えているといわれています。

結婚式の形に合わせてデザインを選んで手作りする人も多く、例えば神前式の和装の花嫁の場合は、リングピローもちりめんなどの素材を使って和風のデザインのリングピローにするのも、とてもステキです。
自分で手作りすることもできるし、新婦の友人が手作りしてくれたものを使うという人もいます。

指輪交換の儀式を彩る手作りのリングピロー

大好きな人と結婚し、お互いの愛情が永遠に続くことを誓って行われる指輪交換は、お互いの左手の薬指に結婚指輪を交換します。
その際に指輪をのせておくリングピローは式場で用意してもらうことも出来ますが、心をこめて手作りしてみるのもとてもステキです。

現在はリングピローの手作りキットなども販売されているので、大切な結婚式に手作りに挑戦してみるのもおすすめです。