- 2015年04月15日
- 関東地方の結婚式事情
結納の儀について
茨城県の結納の儀は、結納オサメと呼ばれています。新郎側からの結納品、7品か9品を持参するしきたりで、その中には、昆布や鰹節なども含められていました。
現在では、市販の略式のものが用いられることが多いです。
仲人が、新婦側へこれらの結納品を持って行き、新婦方でその目録と実際の品を照らし合わせて、受書を渡します。仲人は、その受書を持って新郎方へ行き、結納が成立したことになります。
結納金は帯料とも呼ばれ、月給の3~5ヶ月分が平均的なようです。
結婚式披露宴について
茨城県の結婚式披露宴の特徴の一つは、料理の最後にうどんが出て来ることです。
これには、意味が隠されており、「長く切れないように」との思いが込められているそうです。
茨城県の結婚式場の特色は、和洋婚が多種多様であることですが、注目される式場の一つがラ・フォレスタ・ディ・マニフィカです。
ここは、中世イタリアのルネサンス時代を再現していて、その壮麗な大聖堂は圧巻です。大聖堂の中に入ると、高さ43m?の大空間に、真っ白な大理石のバージンロードが広がります。
完全な異空間の中での結婚式は、生涯に渡ってかけがえのないものになります。
結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?
茨城県で結婚披露宴に招待するゲストの人数は、平均77人というデータが出ています。
全国平均が72人ですので、ほぼ平均並みより少し多い位といったイメージです。
やはり、都会の街中とは異なり、親族皆で関わり祝いたいという温かさが垣間見られます。
結婚式披露宴の費用について
結婚式にかかる費用は、茨城県は367万円というデータが出ていることがありました。
昔から、結納の儀から始まる一連の結婚までの儀式対するこだわりの強い県ですので、結納金と同様の高い基準のデータがいまだに出ていると言えるでしょう。
招待人数は、全国平均であることを考えると、一人当りにかける人数が多かったり、より充実させた、中身の濃い結婚式になっていることがよくわかります。
その他、地域独特の儀式やしきたり
茨城県独特の儀式的な演出として、潮来花嫁という風習があります。
これは、花嫁が白無垢で、手漕ぎ船に乗り川をわたり、旦那さんの待つ場所に行くというものです。
なんとも風情のある風習ですが、新郎新婦にとって、印象深い演出tkなることでしょう。
また婚約前の儀式の一つに「しめ樽」と言われる風習があります。
これは、仲人が新郎新婦の家に赴き、盃を交わすというものです。
しかし、現代では少なくなってきています。
茨城県の元来の結婚式では、新郎新婦が向かいあって座って、鯉2匹を背中合わせに並べながら、式を楽しみます。
式が終わると鯉を腹合わせに並べ直して、結婚式が終わるのが常でした。