- 2019年01月09日
- 九州地方の結婚式事情
結納の儀について
宮崎県の結納は結納の品と結納金を婿側・嫁側がそろったうえで仲人の立会いの下で取り交わすオーソドックスなスタイルです。
一般的な結納品は茂久録(目録)、長熨斗、寿恵広末広(末広)、小袖料、寿留女、子生婦、家内喜多留、家慶鯛、御知家、酒料、魚料、指輪等が選ばれます。
品数に関しては9または11品をそろえることが多く、全国の結納に比べるとやや豪華な結納品になります。
「樽入れ」や「お茶入れ」等と呼ばれる酒やお茶を持参して嫁方を訪れるのが伝統的な結納の形式ですが、近年はホテルなどで行われることが増えています。
結婚式披露宴について
南国リゾート氏と知られる宮崎県にはオシャレなホテルが多く、ホテルでのウェディングが人気です。
特に人気が高いのが海が見えるオーシャンビューホテルで、ホテル内にある海の見えるチャペルで結婚式を挙げることにあこがれている女性も大勢います。
結婚式場は個性的なところが多く、和をテーマにした純和風の結婚式披露宴や美しいガーデンでのガーデンウェディングなど、新郎新婦の一生の思い出になるような結婚式披露宴を開けます。
結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?
結婚式に招待するゲスト数の全国平均は70~80人程度ですが、宮崎県で行われた結婚式のうち半数以上はゲストが100人を超える大規模な結婚式となっています。
宮崎県内で結婚式を挙げるカップルは新郎新婦のどちらか、あるいは両方とも生まれてからずっと宮崎県に住んでいるケースが多く、親戚や友人・知人が近くに大勢住んでいるため自然と招待客数が多い大規模な結婚式披露宴になるようです。
全国的には結婚式披露宴の招待客数は減少傾向にありますが、宮崎県には無縁のようです。
結婚式にかかる費用について
201年度の統計調査によると宮崎県の結婚式費用の平均は317万8965円で47都道府県中第17位となっています。
全国平均の289万円より高額なのは招待するゲスト人数の多さと、結婚式披露宴は盛大にやるものという意識の強さによるものと考えられます。
結婚式の規模は大きいですがそもそも物価が低いので、結婚式費用もこの程度に収まっているわけです。
同じ規模の結婚式を物価の高い東京で行った場合、とてもこの金額には収まりません。
ご祝儀について
引き出物にはあまりお金をかけない傾向にあるようで、引菓子と合わせても全部で2~3品ということも珍しくありません。
持ち帰るのに苦労するような大きな引き出物が配られることはほとんどありません。
品物は食器や花瓶などが選ばれることが多いですが、最近は特産の宮崎地鶏を引き出物にするなど個性的な品物も人気です。