- 2016年11月04日
- 中近東・アフリカの結婚式事情
結納の儀について
トルコにも結納という習慣があります。
興味深いのは結納金の額はお嫁さんとなるほうの両親が決めるということです。
基本的にはお嫁さんになる側の家で行われる事がほとんどですが、レストランなどで行われる事もあります。日本の結納の儀は厳粛なイメージですがトルコは明るく賑やかな雰囲気で行なわれます。
結婚式披露宴について
トルコ人は非常におおらかなために結婚式披露宴に参加する人を事前に決めてはいません。
参加した人は参加できるという比較的自由なスタイルです。
ですからもし新郎新婦をあまり知らない人でも出席する事ができます。
結婚式の順序ですが、御祝儀を集め、食事、ダンスの順です。
結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?
結婚式披露宴に招待されている人は近所の人、親戚、会社関係の人ですが、出席できるかどうかを事前に確認したりはしません。
親戚だけのこじんまりという披露宴よりも大人数で祝うほうが好まれますので100人から時には500人もの人数になるときもあります。
結婚式にかかる費用について
結婚式にかかる費用は大体一人の出席者あたり5000円くらいといわれています。
その中に披露宴会場の賃貸費、食事代なども含まれます。
ドレスをどのようなものにするかによっても値段の上下はしますが日本よりもトルコのほうがドレスは安いようです。
席次表やプチギフトについて
とにかく派手なのがトルコ風、最後には踊って結婚式が終了しますので、飾りつけは非常に派手になっています。
招待客の参加は自由になっていますので席次表などは特に用いられずに、自由に着席していきます。
プチギフトはある場合とない場合があります。
引き出物の内容や数について
トルコには引き出物という習慣がありませんので、最近までは引き出物が用意される事は多くありませんでした。
しかし今では欧米の影響もあり引き出物を用意する習慣も出てきています。
その内容は新郎新婦の写真入りグッズなどが人気です。
ご祝儀について
御祝儀の相場というものが日本のように決められているわけではありませんので、自分の心に決めた金額を送るそうです。
7500円くらいの金貨が送られたり、中には2000円くらいの現金を送る人もいます。
御祝儀を渡すときは直接現金を渡しますので日本人からしたらビックリするかもしれません。
結婚式後の風習について
トルコの結婚式披露宴の定番はダンスです。
基本的には二次会になっても会場を移動せずに、深夜まで踊り明かすという風習になっています。
トルコ人はみんなダンスが上手なので、新郎新婦を含めて出席者全員で気がすむまで踊ります。
結婚式後の風習について
結婚式が終了する前には新郎新婦は退場して行き、近くのホテルに泊まる事が多いようです。
でも出席者はその会場に残ってダンスを踊ります。
特に独身の男女は踊り明かす傾向にあり、この場が出会いの場となっていることが多いようです。
その他、地域独特の儀式やしきたり
日本のウエディングドレスは白と決まっていますが、トルコでは白のウエディングドレスというのはあまり見られません。
それよりも赤のドレスが良く用いられます。
トルコ人にとっては赤はおめでたい色で祝福の意味があるからです。