- 2015年05月19日
- 北アメリカの結婚式事情
結納の儀について
アメリカには日本の結納のような儀式はありませんが、結婚式の一ヶ月ほど前に新婦とその友人などで行う、ブライダルシャワーがあります。
参加者が結婚するふたりの新生活に必要な道具を持ち寄る風習で、新婦の結婚生活に困らないようにするためのものだといわれています。
結婚式披露宴について
アメリカの結婚式の披露宴は、大きな会場が必要です。中央で新郎新婦がダンスを披露した後に、招待客でダンスをして夜まで盛り上がるのだそうです。
日本の披露宴のように司会進行役などはいませんが、バンドの生演奏などで披露宴を盛り上げてくれます。
結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?
これは本当に様々です。家族や親族は当たり前ですが、小さな共同体(村など)で開催すると、村民全員がやってきてお祭り状態に発展し、何百人単位に膨れ上がることもあります。その意味で行くと、都市部で結婚する人々の方がコンパクトに何十人単位で済むかもしれません。
アメリカの結婚式披露宴には大勢の人を招待します。親戚、友人、知人、仕事の同僚など、平均して130人程度です。披露宴の食事は、ベルギーワッフルやタコスなどの屋台を呼び、それぞれのゲストにカジュアルに楽しんでもらうスタイルが人気なのだそうです。
結婚式にかかる費用について
アメリカの結婚式にかかる費用は意外と高く、平均250万円程度といわれています。
ニューヨークなどの都市部の結婚式の場合、その金額の倍以上かかるケースもあり、親からお金を借りて結婚式を挙げる場合も多いそうです。
ご祝儀について
アメリカのご祝儀は、小切手かプレゼントになります。
小切手の場合は、だいたい100ドルほどが目安で、プレゼントの場合は、新郎新婦はほしいものを指定するウィッシュリストから予算に合わせて選ぶことが多いようです。
引き出物の内容や数について
ワイングラスやデキャンタなどの食器や、キャンドルセットなどが定番です。
費用の平均は100ドル程度で、日本のように全員に同じ引き出物を贈るのではなく、親戚、友人、同僚など、引き出物を個別に準備することもあるそうです。しかし、引き出物がないケースも多いそうです。
二次会について
アメリカの結婚式にも、日本の2次会のように、親しい友人などを招いたフターパーティーがあります。
2次会から呼ばれたゲストは、簡単なプレゼントや花束を渡します。2次会のスタイルは、新郎新婦によって違いますが、ここでもダンスは必須です。
結婚式後の風習について
結婚式が終わったら、新郎が独身男性に向けてガーターを投げる、ガータートスがあります。
新婦が新郎のスカートのなかに潜りこみ、見につけているガーターをはずして投げるというものです。新婦が投げるブーケトスと同じような意味があります。
その他、地域独特の儀式やしきたり
アメリカには、バチェラーパーティーという新郎の男性の友人が集まるパーティーがあります。
このパーティーでは馬鹿騒ぎや悪ふざけをするのが特徴で、お酒を飲みながら下ネタが盛り込まれた内容になることも多くあるそうです。