- 2015年06月30日
- オセアニア・南太平洋・インド洋の結婚式事情
結納の儀について
結納という習慣はありません。他の欧米の国でもないと思います。
日本ですと家族同士の結婚というイメージが強いですが、オーストラリアでは個人同志の決定事項と一般的にみなされているため、婚約をした2人が準備が出来た時に時に結婚式を挙げるという具合になります。
婚約期間についてもまちまちで、すぐに挙式を上げるカップルもいれば、何年も婚約したままというカップルもいます。
結婚式披露宴について
このような結婚式披露宴をしなくてはいけないというものはありません。
挙式だけで披露宴を全くしないという人もいますし、開く場合でもサイズ、費用に応じて様々な形で行われています。
すべてセットになって食事からイベントのプランまでみてもらえる結婚披露宴場もありますし、レストランなどを貸し切って行う場合もあります。
また、格安に済ませたいというカップルは会場だけ貸し切って(ボートハウス、コミュニティセンターなど)、テーブルから椅子から食器までレンタルし、配膳業などを手配して行う場合もあります。
結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?
まちまちです。身近な家族だけで行う場合もあれば、大々的に何百人という人を呼んで披露宴を行う場合もあります。
家族、身近な友人、同僚など日本と変わりはありません。
人数が増えると費用もそれだけかかるので悩みの種となることもありますが、例えば同僚を呼んだ場合、その方のパートナーやご夫婦・旦那さんも呼ぶというケースが多いです。
結婚式にかかる費用について
オーストラリアでは新婦側の家族が負担というケースが多いようです。そして花嫁の出身地で結婚式や披露宴を開くというのが習わしのようです。
オーストラリアには日本人も含め海外から移り住む方々も増えています。
このため、必ずしもこのしきたりに従わなくてはいけないということもありません。友人カップルは2人ともオーストラリア出身ではなかったため、2人で折半で費用を出していました。
ご祝儀について
結婚するカップルが選ぶことが多いです。通常、結婚式の招待状にどんなご祝儀が欲しいか書くのが習わしです。
良く使われる表現の仕方があって『僕たちはもう家に必要なものは揃っています。
あなたの出席がなによりのプレゼントですが、万が一何かいただけるのであれば金銭をお願いします』といったようにお金をもらうようリクエストすることもあれば、ウェブサイト上に欲しい商品のリストを作ってゲストがその中から選び買って贈呈する、またはハネムーンに行くための基金に協力するなど、様々です。
引き出物の内容や数について
日本のような大げさなものはありません。大体が披露宴のゲスト席に添えられるようなお菓子を包んだものであったり、ちょっとした小物であったりです。
いただいたものはその分返さなくてはいけないと考える日本とは少しちがいますね。