結納の儀について

モルディブは、数多くの島でできている国です。現在、結婚式場やハネムーン旅行地として有名ですが、そこで挙げた結婚式は法的効力がありません。

モルディブでは、イスラム教が唯一の宗教です。合法的に結婚できるのは、イスラム教徒だけです。

結納式はもちろん、イスラム教徒式です。
結婚するにあたって、まず男女両方が同意した上でなければなりません。
女性は初婚の場合に、父親や祖父の同意も求められます。
再婚の女性は必要ありません。
そして、男性は結納金を女性の家に渡して、女性の両親がそれを認めたら、結納式が完了です。

結婚式披露宴について

イスラム教の結婚式は盛大に行わればいけません。これは、みんなにこの二人が合法的に結婚したことを知らせるためです。

結婚式の時に、新郎新婦はモルディブの伝統服を身につけます。
新郎はsarongs(腰に巻きつける長いキルト)で、新婦はモルディブの伝統服libaasという長いドレスです。
服は赤か白が多いですが、服に金糸と銀糸が服に織り込まれて、見た目は非常にゴージャスです。

結婚式で一番重要なプロセスはakhun(キリスト教の神父のような存在)の主宰でイスラム教の教義を読むことです。

この点から見るとモルディブの結婚式は宗教的な意味が非常に強いです。

結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?

結婚式に招待するゲストは具体的に分からないです。盛大に挙げることから考えると、親戚ももちろん、友人も結構招待するようです。

披露宴はパーティのような感じではなく、食事をするだけです。ほかの国の結婚式に比べると、物静かです。

結婚式にかかる費用について

 結婚式の費用については基本全部新郎側が出さなければならないのです。

ご祝儀について

 祝儀はないようです。

引き出物の内容や数について

引き出物のようなものもないです。

二次会について

二次会は行いません。

結婚式後の風習について

モルディブで女性は男性と同じ権利があるため、結婚後女性が持ってきた品物に所有権があります。

その他、地域独特の儀式やしきたり

モルディブの結婚の法定年齢は18歳ですが、女性の半分以上は15歳に結婚しています。

一夫多妻制なので、男性は資金力があれば、最大妻四人を持てます。四人の妻を持つ人がまれにいないです。

イスラム教では男女平等を提唱しているが、女性の婚前性行為は禁じられています。しかし、女性は離婚後、再婚できます。

これがモルディブの離婚率が高い原因かもしれないです。
モルディブの女性は30歳前に四回以上の結婚をした人が半分以上を占めているのです。
私たちの厳しいイスラム教のイメージがだいぶ違います。