- 2015年07月03日
- オセアニア・南太平洋・インド洋の結婚式事情
結婚式披露宴について
予算に応じて様々な形で行われます。
お庭(民家の庭も含めて)でランチスタイルというのもありますし、会場を貸し切って行われる披露宴もあります。
日本のようにホテルなどの室内で行われるものよりは自然を活かした披露宴が多いです。
ワイナリーなどにはよくパーティー用の施設が設けられており、そういった所が人気です。
披露宴の進行は日本のものとあまり変わりませんが、新郎新婦のダンスタイムがあり、その後ゲストの皆さんで踊る時間もあります。
またスピーチは感動を呼ぶものより会場を盛り上げるものが多いのが日本と違う点ですね。
結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?
招待するゲストの人数は新郎新婦が決めれます。
予算に応じて変わってくるというのが実際の所でしょう。
日本でも最近は少ないかもしれませんが、仕事の上司など建前で呼ばなければいけないというしきたりはありません。
身近な人達だけで済ませてもOKですし、大体的に行うカップルもいます。ニュージーランドは島国で海外に出てしまう家族・友人もいますから、この機会にみなさん招待して、遥々海外からのゲストとして披露宴で紹介されることもあります。
招待の仕方によっては式だけ参加して、披露宴には行かないというのもあるようです。
ご祝儀について
特にいくら払わなくてはというものはありません。
またお金でなくてはいけないという決まりもありません。
新郎新婦が招待時にある程度指定してくることもありますし、何もないこともあります。
披露宴の会場には通常ご祝儀を入れる特別なボックスが用意されています。
ギフトを持ってきた方にはテーブルが用意されてますのでそちらに並べていきます。
結婚式後の風習について
だいたいのカップルがハネムーンに行きます。そのため仕事は何週間かお休みという方たちが多いようです。私は自分の結婚式の2日後に仕事に復帰したのですが、上司からなんか変な感じだねとのコメントが出ていました。結婚式の後にゲストの方々へお祝いのお返しなどはありません。
その他、地域独特の儀式やしきたり
ニュージーランドで正式な結婚をするためには結婚許可書を取得することになります。
これには3つ方法があり、一つ目は登録所で行うもっとも簡易的なもの。二つ目は教会で行う結婚式。
三つ目は結婚執行者に挙げてもらう無宗教の結婚式で、この場合新郎側・新婦側にそれぞれ1名証人となる人が必要です。結婚式のあとに新郎新婦そして証人者が書類にサインすることで結婚式が正式に成立します。
また、結婚式には新郎新婦の両側にブライドメイド・ベストマンという各側の友人・親類が並ぶのが習わしです。揃った衣装を着ることが多いです。