- 2015年06月23日
- カリブ・中南米の結婚式事情
結納の儀について
メキシコシティでは特に結納の儀はありません。
というのも、元々家族単位での付き合いが多い国ですから、付き合っている間に何度かお互いの家族とご飯を食べたりしているので、そういった儀式をする必要がないためです。
結婚式披露宴について
結婚式の披露宴では、チレエンノガーダ(お祝い時に食べる地理の肉づめのような物)が出されることが多いです。
披露宴では、まずは新郎新婦のダンス、新婦とお父さんのダンス、それから招待客みんなでダンスと、飲食とダンスが中心になり、その他、ガーターベルト投げなどもやります。
結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?
これは人それぞれですが、身内だけで披露宴をする場合には、招待客は20人前後でも、そこから繋がって結局50人前後来ることもありますし、大きい披露宴の場合は、200人前後の友人知人、家族などが参加することがあり、規模によって異なります。
結婚式にかかる費用について
結婚式にかかる費用は、シビル(戸籍上のみの結婚)の場合、大体3万円前後の費用を出せば、市役所のような場所で結婚式(というよりも手続き)を行うことができます。
教会で結婚式を挙げる場合は、基本は無料ですが、寄付という形でいくらか支払いますが、これは強制ではありません。こちらも5万円も出さなくて良いでしょう。
ご祝儀について
基本的にメキシコはご祝儀はありません。
ただし、クリスチャン(カトリックではない)の場合は、結婚式が落ち着いてきた所で各テーブルに封筒が回ってきます。
そこに、自分の好きな金額を入れます。大体1人2000~5000円程度が相場です。
ご祝儀を渡さない場合は、プレゼントを用意して渡します。
引き出物の内容や数について
引き出物らしい引き出物はありません。
ちょっとしたプレゼントのようなものが最後に配られますが、手作りな物で、例えば一言書いてあるメッセージカードに飴が1個付いているというような、簡易的なプレゼントが配られます。
二次会について
二次会はありません。というのも、メキシコなどのラテン諸国は、披露宴が夜始まり、夜中の2時や3時まで続くので、二次会をする必要が無いのです。
昼間から始まる披露宴の場合も、必ず夜まで披露宴が繰り広げられます。
結婚式後の風習について
結婚式の後に、必ず、新郎新婦がチョコレートを配る習慣があります。
チョコレートは1箱とかではなく、1粒ずつです。これは赤ちゃんが生まれた時にも必ずやることなので、お祝いの際にやる風習なのでしょう。結婚式が終わって数日後に配られます。
その他、その国や地域独特の儀式やしきたり
メキシコは30州以上あるのですが、各州によって伝統衣装が異なります。
多くの場合、結婚式では、その州の伝統衣装を新郎新婦がまとうことになります。
そして、特に暑い地域では、参加者は日本では厳禁とされる、白い服を身にまとって参加する事が多いです。