- 2018年12月30日
- 中部地方の結婚式事情
結納について
昔の名古屋では、結納でお婿さん側が結納金を用意する代わりに、お嫁さん側はその3倍の金額の豪華な家具を準備して、嫁入りのときに周囲の人にもお披露目することがあったそうです。
婚礼家具をお店から新居に運ぶ時、お店がガラス張りのトラックを準備してくれるという話も聞いたことがあります。
「娘が3人いると家が破産する」という言葉もあるくらいです。
ただ、最近は結納自体が簡素化されている気がします。
私も結納と言うより両家の顔合わせを簡単に自宅で行い、結納金は無し、相手からは婚約指輪を、私からは時計をお返ししました。
結婚式について
名古屋の伝統的な結婚式披露宴は、大規模で派手、できるだけ金額をかけるものだったようですが、最近はそうでもありません。
他県と同様に、レストランウエディングも増えていますし、披露宴自体を行わないカップルもいる印象です。
昔は持ち帰れないくらい重くてたくさんの引き出物を渡したという話もあるようです。
そのため、両家の両親がどうしても昔ながらのスタイルで結婚式披露宴を挙げたいと希望した場合は、準備も金額も大変なことになるかもしれません。
それ以外は、名古屋だから特に大変、ということはもはや無いと言えるでしょう。
ご祝儀について
名古屋の結婚式は派手、という噂があるために、他県の方は名古屋の披露宴に参加するならご祝儀もはずまなければならないのか、と心配になってしまうかもしれません。
しかし、最近はそのような大規模な披露宴を挙げる方も減っていますし、そもそもお金がかかるのは披露宴と言うより結納、嫁入りです。なので、友人として出席するなら3万円、上司として出席するなら5万円が相場でしょう。
愛知県以外の大体の地域でもこんなものではないでしょうか。
もし予想より派手な披露宴だったとしても、それは招待した側が好んでやっていることなので気にする必要はないと思います。
引き出物について
名古屋で結婚式を挙げた場合、引き出物の一般的な数は3品です。
式場の方でも、基本的に3品か5品をおすすめされます。
他の地域では引き出物と引菓子の2品と言う披露宴に出席したことの方が多く感じますが、やはり名古屋では引き出物と引菓子、鰹節などで3品でしょう。
金額を抑えたい、あまり重たい物は持たせたくないという場合は、友人たちには2品でも構わないかもしれません。
しかし、親族のみの食事会をした場合など、相場より多いご祝儀をもらうことが確定している場合は3品の方が無難です。
ただし、最近は費用を抑えた披露宴も流行っているので、2品でも若い人は気にしないとも言えます。