- 2015年05月01日
- 中部地方の結婚式事情
結納の儀について
仲人を務めていただくご夫婦と、結婚する予定の2人、それぞれの両親で結納は行います。結納の際に必要なものは、特に決められたものはなく、セットで売られているものを利用しています。
自分たちで一からするとなると大変な場合は、ホテルの結納プランを利用する方法もあります。6人で10万円前後からあります。
結婚式披露宴について
ホテルで結婚式披露宴を行うのが主流です。わからないことは、すべて聞けますので大変助かります。披露宴までのスケジュールもすべてホテル側で指示してくださいますので、安心して任せられます。中には、レストランウェディングを行う方たちもいますが、まだまだ少数です。
結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?
新郎新婦の両親、親族、友人、会社の上司、同僚以外に、地元の消防団に入っていれば、消防団の関係者、また組の人たちを招待します。その数は、新郎側と新婦側を合わせておよそ200~300人。どこまで招待するかによって変わってきます。(田舎の方ではこのような感じですが、同じ市内でも街の方では、組や消防団とのつながりがそこまでないため、招待することはありません。その場合は100人位からの披露宴になります。)
ご祝儀について
1人当たり3万円~4万円はかかりますので、200人招待すれば600万円。300人招待すれば900万円はかかります。内容を豪華にすればするほどかかります。最近では、質素にする様子もみられるようになりましたが、同じ市内でも田舎の方がつき合いを重視するため豪華にする傾向があります。(消防団や組の方たちとのつき合いがない100人位の披露宴であれば、300万円位です。)
友人・知人の場合は2万円。特に親しい友人では3万円。親戚は10万円。職場の関係者だと1万円(最近では2万円のところが増えてきました。)というのが普通です。2万円を包む場合は、「別れることのないように。」との願いを込めて、1万円を2枚入れずに(2枚だと、偶数なので割り切れるから。)1万円札と5千円札2枚にして包むようにしています。
引き出物の内容や数について
引き出物は、バームクーヘンなどのお菓子と、記念になる食器。
スープ皿5枚セットとか、来客時に使用できる湯飲み茶わんセットなど、そういったものが多いです。ただ、どの結婚式でもそのようなものをいただくため、同じようなものが家にはたまっていく傾向があります。
二次会について
新郎新婦の友人や会社の同僚を招いて、結婚式後に2次会を行うこともあります。たくさん人数が入れるお店を借り切って行います。
初対面でもお互いに気兼ねなく話をしたり、楽しんでいただけるよう幹事が中心になってビンゴゲームなどをします。
結婚式の後のしきたりについて
結婚式後は、そのまま新婚旅行に出かける夫婦と、職場の休みがとりやすい時期に合わせて新婚旅行に出かける夫婦がいます。旅行から帰ってくると、おみやげや結婚式のときの写真を配りながら、出席していただいた親戚などに挨拶をしてまわります。
その他、地域独特の儀式やしきたり
山梨では、特に地域独自の儀式というものはありません。結婚披露宴の規模の大きさが、田舎になればなるほど豪華になるというくらいです。自分たちが招待していただいているために、同じような内容にしないと…という心理からだと思います。